安倍総理がTPP参加を表明した。
それに対し、ネットでは安倍晋三に落胆する発言が目立つようになった。
私は、そういう発言をする連中のアホさに落胆している。
彼らが保守派や愛国者ではなく、工作員であることを願うばかりである。
一応書いておくが、小生はTPP絶対反対である。
さて、なぜ安倍バッシングする奴らがアホなのかを書いていこう。
細かいことを書けば、立場上の発言だとか、諸外国との駆け引きや密約だとか、
いろいろあるが、そんなに専門的知識や裏読みしなくても、以下の3点から安倍晋三のメッセージが簡単に読み取れるのである。
@「社会保障や食の安全は絶対に守ると公約したのだから、これは堅持する」
「ISD条項やラチェット機構は受け入れがたい」
という旨を以前から最近に至るまで発言している。
ATPPは後から入る国は今まで決められた事柄を受け入れなければ成らないことになっている。
そしてすでにISD条項,ラチェット機構,関税撤廃品目の多くが決められている。
Bオバマと会談し「特定品目については考慮する(聖域を認める)」
という、今までのTPPの決め事を覆す発表を引き出した。
@+A+B=なんでしょう?
これが安倍晋三のメッセージです。
つまりTPPは流す(日本の特例を各国が認めずタイムアップ)or
有名無実にする(日本の言い分が通りゆるいFTAみたいなものになる)
というメッセージを放っているのです。
とこに向けたメッセージなのか。とうぜん世界へ向けてです。
それともう一つ…保守派,安倍応援団にです!
安倍晋三は総理になる前はTPPを懸念する発言をして来ました。
そして「唯一の見方」とまで言い切ったネットユーザーが反TPP一色だということも
知っています。その上で立場上TPP交渉参加を言わなければならなかった。
とうぜんネットでも安倍を危惧する発言は出るであろうことがわかっていた。
だからこそ、オバマや経団連との関係が少し悪くなる事を覚悟で
分かりやすいメッセージ(バレバレのメッセージ)を放ったのでしょう。
専門的知識がなくても、ここ最近起こったこと(@+A+B)を
少し考えるだけで解ることです。このようなことが本当に分からなかったり
考えなかったりする人間が溢れかえることにより文明は滅びるのだろうとおもいます。
いま我々ができることは彼らに@+A+Bを説くことです。